最近のエレベーターに階数表示がない理由

今回のテーマはデパートやホテルでエレベーターを待っている時に感じずにはいられないイライラ。

皆はエレベーターを待っている時、こんな経験ないだろうか。最近のデパートやホテルではボタンを押しても、エレベーターが今どこにいるのか分からない。どこを見渡しても階数表示がない。ちょっと前まではどこにいるのか階数表示があったのに。最近のエレベーターはいつ来るのか分からずイライラが募るばかり。

街の人に聞いても、「とにかくイライラする」という意見が聞けた。

しかし、新しいビルには何故か階数表示がないエレベーターばかり。これはどういう理由なのだろうか。

実は最近のエレベーターに階数表示がないのは不便どころか便利になっている。エレベーターの所在を隠すだけで待ち時間が短縮される仕組みを紹介。

エレベーター国内シェア1位の三菱電機に話を聞くと、ボタンを押して待っている人にエレベーターが通過したのを分からない様にする目的があるという。

エレベーターが通過するとは聞き捨てならない。客を無視するとはどういう事なのか。

エレベーターはビル全体の効率を考え運行しており、例えばエレベーターが3台以上あるビルでどこにエレベーターを配置したら良いかというのを瞬時にコンピューターが計算して最適な運行を行うシステムを導入していて、このようなシステムを郡管理システムと呼んでいる。

群管理システムとは3基以上エレベーターがある場所で、その運行を一括管理するシステムの事。その最大の目的は客全体の平均待ち時間短縮。その為にはエレベーターを待っている客がいても効率的な運搬をする為に無視して通過する判断をする事がある。では通過出来ると何が効率が良くなるのだろうか。

分かり易く2基のエレベーターで説明すると5階と4階で1階に降りる人。1階から10階に上がる人がいるとする。階数表示がある為、通過出来ない場合、1つのエレベーターで5階の人を乗せ、もう1つのエレベーターで4階の人を乗せる。すると、1階の人は長時間待たされてしまい効率が良くない。

では階数表示せずに通過出来ると、まず1つのエレベーターが5階の人を乗せ、もう1つのエレベーターは4階の人を無視して通過し、ノンストップで1階の人を迎えに行く。これにより1階の人は大幅に待ち時間を短縮して乗る事が出来る。4階の人も大きな時間のロスなく、5階の人を乗せたエレベーターに乗る事が可能なので、3人の平均待ち時間は短縮され、効率の良い運搬が出来る。

しかし、何も知らず待っているお客はエレベーターが無視して通過している事を知ってしまったら、せっかく効率の良い運搬をしているのに嫌な気持ちにさせてしまう。

その為、最近のエレベーターは階数表示をしていないのである。

エスカレーターの語源

エスカレーターとエレベーターはセットであると思われている言葉だが、実はエスカレーターは元々商品名なのである。

エスカレートという動詞が転じたワケではなく、その商品名が一般化して後から動詞が使われる様になった。

時系列でみると1900年のパリ万国博覧会に「エスカレーター」が出品され、1922年に新しい言葉「エスカレート」が登場した。

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